第48期 報 告 書
(平成25年10月1日から平成26年9月30日まで)
本社ビル
目 次
株主の皆様へ……… 1 企業集団の現況……… 2
連結貸借対照表……… 16
連結損益計算書……… 17
連結株主資本等変動計算書……… 18
連結注記表……… 19
会社概要……… 23
役員の状況……… 24
株主MEMO ……… 25
株主の皆様へ
株主の皆様には格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。 第48期報告書をお届けするにあたり、一言ご挨拶申し上げます。
さて、当社の会計事務所事業部門では、栃木本社、システム開発研究所、東京 本社及び全国で56都市に設置するSCGサービスセンターならびに9都市に設置 する統合情報センターを拠点として、TKC全国会が掲げる重点活動テーマ(1. 会計指導力を強化し、企業の存続発展に貢献しよう、2.書面添付を推進し、税 理士業務の完璧な履行を目指そう、3.決算書の信頼性向上を図り、金融機関と の連携を深めよう、4.会員数の拡大活動に参画し、組織の活性化を図ろう)の 達成を支援するため、財務会計システムや税務情報システム、会計事務所の関与 先企業を対象とするFXシリーズ等の自計化システムの充実に努めてまいりまし た。また、連結会計、連結納税、国税と地方税の電子申告等のシステムの普及に よる会計事務所市場の拡大を図るとともに、中堅・大企業市場の開拓、法科大学 院向けの教育学習支援システムの普及等に努めてまいりました。
一方、地方公共団体事業部門においては、栃木本社及び全国で11都市に設置す る営業所を拠点として、顧客市町村の税務と住民基本台帳に係る基幹業務システ ムを充実するとともに、クラウドサービスの提供を中心として電子自治体構築の ための支援を強化してまいりました。また、社会保障と税の一体化などに係る制 度改正も進められており、これらにも積極的に対応して、営業地域の拡大とコン サルティング・サービスの充実に努めてまいりました。
こうした活動の結果、当期における当社連結グループの経営成績は、売上高 54,502百万円(前期比2.6%増)、営業利益6,192百万円(前期比3.8%増)、経常利 益6,401百万円(前期比3.5%増)、そして当期純利益3,604百万円(前期比2.2%減) となりました。これに伴い、期末配当金につきましては、1株につき22円とさせ ていただきます。
第49期につきましても、会計事務所と地方公共団体に対するコンピュータ・ サービスに専門特化しながら、最新のICTを積極的に活用し、お客さまの事業 を成功に導く新しいソフトウェア製品の開発とサービスの一層の充実を図ってま いります。
つきましては、株主の皆様におかれましては、今後とも格別のご支援とご鞭撻 を賜りますようお願い申し上げます。
平成26年12月 代表取締役社長
角 一幸
企業集団の現況
1.当社事業の専門性
当社は、昭和41年10月の創業から今日まで、一貫してわが国の会計事務所(税理士事 務所、税理士法人及び税理士業務に従事する公認会計士事務所)に対する情報サービス と、地方公共団体(市区町村等)に対する情報サービスの2つの分野に専門特化し、わ が国の情報産業界において独自の地位を築いてまいりました。
今日、当社の情報サービスは、次のようなものとなっています。
① TKC統合情報センター(全国9都市)によるコンピュータ・サービス 1)大量出力(印刷)を伴うバッチ処理サービス
2)データストレージ・サービス 3)ダウンロード・サービス
② TKCインターネット・サービスセンター(TISC)によるコンピュータ・サービス 1)インターネット・サービス
2)イントラネット・サービス
3)クラウド・コンピューティング・サービス 4)データベース・サービス
5)データストレージ・サービス 6)データバックアップ・サービス 7)データセキュリティ・サービス
③ パソコンまたはクライアント・サーバに搭載するソフトウェアの開発提供
④ 当社の情報サービスの利用に伴うシステム機器の販売
⑤ 専門スタッフによるシステム・コンサルティング・サービス
⑥ ユーザに対する総合的な教育研修サービス
2.当社グループの通期業績の推移
株式会社TKC及びその連結子会社等4社を含む連結グループの当期における経営成 績は、売上高が54,502百万円(前期比2.6%増)、営業利益は6,192百万円(前期比3.8%増)、
経常利益は6,401百万円(前期比3.5%増)、当期純利益は3,604百万円(前期比2.2%減) となりました。
当期の売上高・営業利益・経常利益は前期実績を超える結果となりました。その主た る要因は、会計事務所事業及び地方公共団体事業の両部門において、いずれもクラウド サービスの受注が順調に伸展しソフトウェア及びシステム立ち上げに係る売上が増加し たことによります。なお、当期純利益が前期と比較し減少した要因は、平成26年3月に 公布された復興特別法人税の前倒し廃止による法定実効税率の引き下げに伴い、繰延税 金資産を取り崩したことによります。
当期における部門別の売上高等の推移は以下のとおりです。
(1)会計事務所事業部門の売上高の推移
① 会計事務所事業部門における売上高は39,772百万円(前期比1.9%増)、営業利益 は5,446百万円(前期比1.4%増)の業績となりました。
② コンピュータ・サービス売上高は、前期比3.3%増となりました。これは、中堅 企業向け統合型会計情報システム「FX4クラウド」をはじめとするクラウド サービスの利用件数が伸展していることによるものです。
③ ソフトウェア売上高は、前期比3.2%増となりました。これは、FX4クラウドの 利用法人数が伸展し、ソフトウェアレンタル売上が増加したことによるものです。 ④ コンサルティング・サービス売上高は、前期比11.1%減となりました。これは、F
X4クラウドについて、クライアント・サーバ型システムからクラウドサービス への移行が進み、ハードウェア保守料収入が減少していることによるものです。 ⑤ パソコン、サーバ等のハードウェア売上高は、前期比2.4%減となりました。こ
れは、平成26年4月9日をもってマイクロソフト社がWindowsXPのサポートを 終了したことと、平成26年4月1日からの消費税増税の影響による需要増により、 パソコンの新機種へのリプレースが堅調に推移する一方で、クラウドサービスへ の移行の伸展により、サーバの需要が減少したことによるものです。
(2)地方公共団体事業部門の売上高の推移
① 地方公共団体事業部門における売上高は11,453百万円(前期比5.3%増)、営業利 益は726百万円(前期比47.4%増)の業績となりました。
② コンピュータ・サービス売上高は、前期比3.1%増となりました。これは、基幹 系システムのクラウド化の伸展とともに、クラウド基盤利用料が増加したことに よるものです。
③ ソフトウェア売上高は、前期比27.4%増となりました。これは、子ども・子育て 支援新制度の創設に伴うシステム開発や、臨時福祉給付金等のシステム改修対応 を行ったことによるものです。
④ コンサルティング・サービス売上高は、前期比2.9%減となりました。これは、 前期は地方税電子申告に関連する導入支援業務が増加しましたが、当期において は全団体で地方税電子申告受付環境の整備が完了したことによるものです。 ⑤ パソコン、サーバ等のハードウェア売上高は、前期比23.5%減となりました。これ
は、TASKシステムについてクライアント・サーバ型システムからクラウドサー ビスへの移行が進み、サーバの販売台数が減少していることによるものです。
(3)印刷事業部門(子会社:東京ラインプリンタ印刷株式会社)の売上高の推移 ① 印刷事業部門における売上高は3,277百万円(前期比2.2%増)、営業利益は6百万
円(前期比92.6%減)の業績となりました。
② ビジネスフォーム関連の売上高は、前期比7.7%増となりました。これは、ビジ ネス帳票の需要減退が続いているものの、新たな定期大口帳票案件の獲得により 受注が増えたことによるものです。
③ データプリントサービス関連商品の売上高は、前期比1.8%減となりました。こ れは、前期は選挙関連商品の受注がありましたが、当期はこれがなかったことに 加え、官公庁の大口スポット商品等が減少したことによるものです。
④ 営業利益の減少は、ビジネスフォーム関連の大口受託により、版下作成等の費用 が増加したことによるものです。
3.会計事務所事業部門の事業内容と経営成績
会計事務所事業部門は、会社定款に定める事業目的(第2条第1項:「会計事務所の 職域防衛と運命打開のため受託する計算センターの経営」)に基づいて、顧客である税 理士または公認会計士(以下、TKC会員)が組織するTKC全国会(平成26年9月30 日現在の会員数は1万700名)との密接な連携の下で事業を展開しています。
(注) TKC全国会については、『TKC全国会のすべて』またはTKCグループホー ムページ(http://www.tkc.jp/)をご覧ください。
(1)TKC全国会の活動について
① TKC全国会創設50周年(2021年)に向けての政策課題と戦略目標
TKC全国会では、「TKC全国会創設50周年に向けての政策課題と戦略目標」 を掲げ、TKC会員事務所数の拡大と関与先企業数100万社を目指した戦略目標を 設定するとともに、「中小企業の存続・発展の支援」に向けた積極的な取り組みを 行っています。
その具体的な戦略目標は以下のとおりです。 1)TKC会員事務所数:1万超事務所 2)TKC会員事務所の税理士数:1万5,000人
3) K(継続MASシステムの徹底活用)・F(TKC自計化システムの普及)・S
(税理士法第33条の2による「書面添付」の実践と「記帳適時性証明書」の決 算書への積極的な添付と開示、「中小会計要領」の普及):各50万社
4)巡回監査士数:2万人
5)企業防衛加入関与先企業数:30万社 ② TKC全国会の重点活動テーマ
平成26年1月17日に開催されたTKC全国会政策発表会において、政策課題と戦 略目標を実現するためのロードマップが発表され、統一行動テーマ「Chance, Change and Challenge 未来を拓く。TKC会計人の新成長戦略2021!」が掲 げられました。
TKC全国会では、創設50周年までの期間を3つに分け、その第1ステージとな る平成28年12月末までの具体的な活動を以下のとおり定めています。
1)会計指導力を強化し、企業の存続発展に貢献しよう
a.経営者の計数管理能力の向上を支援する(TKC自計化システムを活用) b.関与先企業の業績管理体制の構築を支援する(継続MASシステムを活用) c. 巡回監査を通じて月次決算体制の構築を支援する(巡回監査支援システムを
活用)
2)書面添付を推進し、税理士業務の完璧な履行を目指そう a.書面添付実践事務所数を拡大する
b.書面添付実践件数を増やす c.書面添付の記載内容の充実を図る
3)決算書の信頼性向上を図り、金融機関との連携を深めよう a.「記帳適時性証明書」を決算書に添付する
b.税理士法第33条の2による書面を決算書に添付する
c.中小会計要領(または中小会計指針)に準拠した決算書を作成する 4)会員数の拡大活動に参画し、組織の活性化を図ろう
こうしたTKC全国会の活動は、当社が提供するシステムやサービスの活用が前 提となっています。当社ではTKC会員が社会の変化へ的確に対応していけるよう、 中小企業の存続と発展に役立つコンピュータ・サービス、ソフトウェアなどの開 発・提供へ積極的に取り組んでいます。
(2)高まる税理士への社会からの期待
TKC全国会の活動の背景には、税理士が果たす役割に対して社会からの期待が高 まってきていることが挙げられます。
「中小企業の海外における商品の需要の開拓の促進等のための中小企業の新たな事 業活動の促進に関する法律等の一部を改正する法律(中小企業経営力強化支援法)」
(平成24年8月30日施行)により、税理士・税理士法人等は、中小企業に対する経営
支援の担い手として公的な支援機関である「経営革新等支援機関」(以下、認定支援 機関)に位置づけられました。
また、平成25年12月5日に公表された「経営者保証に関するガイドライン」(経営 者保証に関するガイドライン研究会)でも、経営者に対して事業計画の作成や業績見 通し、及びその進捗状況等の財務状況の正確な把握と適時適切な情報開示等による経 営の透明性の確保が求められ、信頼性の向上の観点から「外部専門家(公認会計士・ 税理士等)」による検証とその結果を併せた開示が望ましいとされました。
(3)「TKC経営戦略2021」と営業組織体制の見直しについて
当社は平成26年1月に「TKC経営戦略2021」を発表しました。これはTKC 全国会の戦略目標達成支援を目的とするもので、当社が果たすべき役割を「TKC会 員事務所数1万超事務所」と「TKC自計化システム50万社」の2つと定め、それに 対する施策をまとめたものです。
また、この活動をより効果的に実行するため、平成26年4月1日付で営業組織体制 の見直しを行い、第3四半期からは新たな体制の下で以下の3つに注力して活動を展 開しました。
① 「TKC会員事務所数1万超事務所」達成に向けた活動
TKC全国会ニューメンバーズ・サービス委員会は、「TKC会員事務所数1万 超事務所」を実現するための会員増強活動計画を掲げ、さまざまな活動を展開して います。
当社では全国で20のTKC地域会に設置された会員増強プロジェクトと連携し、 TKC会員から未入会税理士の紹介を受ける活動を実施するとともに、個別の訪問 活動等を通じて継続的に入会促進を行うべき対象を絞り込み、会計事務所経営セミ ナーやTKC会員事務所の見学会への参加促進などの活動を行いました。
こうした活動の結果、当期におけるTKC全国会への入会数は過去5年間で最高 の300名となりました。
② 「TKC自計化システム利用企業50万社」達成のための活動
中小企業に対する自計化推進活動(「FX2」と「e21まいスター」の推進活 動)
当社では、中小企業経営者が自社の経営状況をタイムリーに把握するとともに、 経営改善計画の進捗状況の確認を支援する自計化システム「FX2」と「e21ま いスター」の普及促進に注力しています。
当期においては、その利用促進策として新たな処理方式の開発・提供と会員事務 所に対する価格政策をとるとともに、TKC社員がTKC会員事務所と同行して関 与先経営者に直接提案する、より積極的な活動スタイルへ転換しました。
こうした活動の結果、社員が同行した関与先企業の約70%でTKCシステムが採 用され、当期の自計化システムの利用企業の増加数は過去最高となり、平成26年9 月30日現在で20万社超の関与先企業に利用されています。
③ 中堅企業に対する自計化推進活動(FX4クラウドの推進活動)
当社では、TKC会員事務所の中堅優良関与先の離脱防止と関与先拡大を支援す るため、年商5億~50億円規模の中堅企業向け統合型会計情報システム「FX4ク ラウド」を提供しています。当期においては、TKC全国会中堅企業自計化推進プ ロジェクトが掲げる目標・純増5,000社(期間:平成24年1月~26年12月末)達成 を支援するため、推進対象企業の把握とともに、「TKC会員によるサポート」や
「経理業務の合理化」「迅速な意思決定の支援」を積極的に訴求し、利用促進に注力 しました。
こうした活動の結果、「FX4クラウド」の利用企業数は、平成26年9月30日現 在で約5,400社となっています。
(4)「TKC全国会7000プロジェクト」への支援活動
TKC全国会では、平成26年3月20日に開催されたTKC全国会正副会長会におい て、「認定支援機関による経営改善計画策定支援事業」へ積極的に取り組むことを決 議しました。これは、認定支援機関として登録したTKC会員が関与先企業の経営改
善計画策定を支援し、平成27年3月の事業終了までに7,000件の利用申請を実施する ことで、社会からの期待に応えようというものです。
当社では、このプロジェクト活動の支援を通じて「経営改善計画書」の策定に役立 つ継続MASシステムの活用を促進するとともに、認定支援機関である未入会税理士 に対してTKC会員の積極的な取り組みとそのノウハウを紹介してTKC全国会への 入会を促進しました。
(5)「適時・正確な記帳に基づく信頼性の高い決算書の作成を支援する」ための活動 ① 「記帳適時性証明書」の提供
当社では、TKC会員が作成する決算書の信頼性を高め、関与先企業の円滑な資 金調達に貢献することを目的として、「記帳適時性証明書(会計帳簿作成の適時性
〈会社法第432条〉と電子申告に関する証明書)」を発行しています。これは、過去 データの遡及的な加除訂正処理(追加・訂正・削除)を禁止する当社の「データセ ンター利用方式による財務会計処理」の特長を生かしたもので、TKC会員が毎月、 関与先企業に出向いて正しい会計記帳を指導(月次巡回監査)しながら、月次決算、 確定決算ならびに電子申告に至るまでの全ての業務プロセスを適時に完了したこと を、株式会社TKCが第三者として証明するものです。
記帳適時性証明書は金融機関からも高く評価され、平成26年9月30日現在、三菱 東京UFJ銀行の融資商品「極め」をはじめ商工組合中央金庫など全国39の金融機 関において、融資や金利優遇の判断に記帳適時性証明書を用いる融資商品が発表さ れています。
当社では、積極的な広報・広告活動を通じて、記帳適時性証明書の認知度向上と 理解の促進を図りました。
② 中小会計要領の普及支援活動
TKC全国会では、「適時・正確な記帳に基づく信頼性の高い決算書の作成」の 基盤となる「中小会計要領」の活用を戦略目標の一つに掲げ、その普及促進活動へ 取り組んでいます。
当社では、当期において、決算書の個別注記表に中小会計要領に準拠している旨 の記述があることを確認できるよう「記帳適時性証明書」を改訂するとともに、T KC会員に対する研修開催を支援しました。こうした活動の結果、平成26年9月30 日までに約5,700事務所が中小会計要領を活用し、適用企業数は15万6,000社超となっ ています。
(6)改正消費税法への対応について
平成26年4月より適用する消費税率が改定されました。
当社の財務会計システムは、かねてより消費税の複数税率に対応しており、大きな システム改訂等を行うことなく対応を終了しました。
(7)関与先拡大支援
① 中堅・大企業市場における関与先拡大支援
上場企業を中心とする中堅・大企業市場においては、グループの成長戦略として 海外展開を準備する企業が増える一方、すでに海外展開している企業では海外子会 社の財務情報の適正性、正確性、迅速性が課題となるなど、海外子会社を含めたグ ループ業績管理体制の強化が必至となっています。また、IFRS(国際会計基 準)については、上場企業を中心に任意適用企業が増加しています。
税務分野においては連結納税制度の適用法人が年々増加し、その裾野は中堅・大 企業から中小企業へと広がっています。さらに、全ての市区町村が地方税電子申告 の受付を開始したのを受け、今後、中堅・大企業においても電子申告の利用が急速 に進むことが予想されます。
当社では、このような環境の変化を捉え、中堅・大企業向けに「TKC連結グ ループソリューション」(連結会計システム「eCA-DRIVER」、連結納税シ ステム「eConsoliTax」、税効果会計システム「eTaxEffect」、 法人電子申告システム「ASP1000R」、統合型会計情報システム「FX5」 ほか)を積極的に推進しています。
当期においては、TKC全国会中堅・大企業支援研究会(平成26年9月30日現在
の会員数は約1,100名)と連携して「連結納税」や「グループ経営管理」「平成26年 度税制改正」「電子申告」「決算早期化」をテーマとしたセミナーを開催し、TKC 連結グループソリューションの利用促進を行いました。また、当社システムユーザ に対して、企業グループ全体の決算・申告に係る業務を網羅する当社システムの強 みを生かしたクロスセールスを実施しました。その結果、決算の早期化を目的とし た子会社の会計システムの統一化を図る企業が増え、FX5の利用数拡大につなが りました。
さらに平成25年11月からは、電子申告システム「e-TAX法定調書」「e-T AX償却資産」、平成26年8月より「e-TAX消費税」の提供を開始し、TKC 連結グループソリューションの強化・拡充に努めました。特に、e-TAX法定調 書は、総務省や日本郵政スタッフ株式会社など多くの企業に採用されています。 こうした活動の結果、中堅・大企業市場を担当する企業情報営業部は6期連続の
2桁成長を実現し、TKC連結グループソリューションの利用企業数は、平成26年 9月30日現在で約2,300企業グループ(約1万5,100社)となっています。
なお、これらの企業グループにおいては、利用システムのコンサルタントとして 紹介したTKC会員が子会社の税務顧問に就任する事例や会計・税務に関する各種 コンサルティング・サービス業務を受託する事例が増え、中堅・大企業市場におけ るTKC会員の関与先拡大にも顕著な成果を上げています。
② 海外展開支援
海外展開を進める中小企業及び中堅・大企業への支援策を強化するため、海外展 開支援室(平成26年1月1日付)を新設しました。また、平成26年1月に中小・中 堅企業の経営支援の一環として、海外展開に関する国・関係機関の各種施策などを 網羅的にまとめたポータルサイト「海外展開支援ナビ」を開設したほか、各国の会 計システムと連携し、親会社が海外子会社の経営状況をリアルタイムで容易に把握 す る こ と の で き る「 海 外 ビ ジ ネ ス モ ニ タ ー( 英 語 名:Overseas Business Monitor)」の提供を平成26年4月より開始しています。
さらに平成26年5月には、移転価格税制などをテーマに「海外展開リスクマネジ メントセミナー」(基調講演講師:経済産業省貿易振興課)を開催しました。
(8)法律情報データベースの市場拡大
法律情報データベース「LEX/DBインターネット」は、明治8年の大審院判例 から直近に公開された全ての法律分野にわたる26万件超(平成26年9月30日現在)の 判例等を収録しています。また、LEX/DBインターネットを中核コンテンツとす る総合法律情報データベース「TKCローライブラリー」には約85万3,000件の文献 情報、46の「専門誌等データベース」を収録し、TKC会員事務所をはじめ大学・法 科大学院、官公庁、法律事務所、特許事務所、企業法務部など、平成26年9月30日現 在で約1万4,500超の機関に利用されています。
当期においても、株式会社ぎょうせいとの共同販売体制によるTKCローライブラ リー基本サービスセット、交通事故関連やビジネス法務関連など実務に役立つコンテ ンツを軸とした販売促進へ取り組むとともに、登録5年未満の弁護士を対象とした
「法律事務所実務セミナー」を定期的に開催し好評を得ました。これにより、弁護士 や企業法務部等の実務家への販売強化を図っています。
アカデミック市場では、厳しい経営環境にある法科大学院に対してコストパフォー マンスの高い「TKC法科大学院教育支援システム・ロースクールパッケージ」の継 続利用を提案し、現在71校で利用されています。また、同パッケージに含まれる学生 の自学自習を支援するための演習システム(「基礎力確認テスト」「短答式過去問題演 習トレーニング」「論文演習セミナー」)に司法試験の過去問題の追加や、学生の履修 登録、施設予約などの事務手続きを支援する新機能を追加するなど、大幅なレベル アップを図りました。
さらに「TKCローライブラリー(海外版)」の代理店販売は、大韓民国や台湾を はじめとするアジア諸国、ドイツ、イギリス、アメリカなど各国の裁判所や政府機関、 大学、法律事務所等からの引き合いがあり、平成26年9月30日現在で50件超のライセ ンスが利用され、アジア諸国を中心に今後も利用拡大が見込まれています。
4.地方公共団体事業部門の事業内容と経営成績
地方公共団体事業部門は、会社定款に定める事業目的(第2条第2項:「地方公共団 体の行政効率向上のため受託する計算センターの経営」)に基づき、行政効率の向上に よる住民福祉の増進を支援することを目的として、専門特化した情報サービスを展開し ています。
(1)「TKC行政クラウドサービス」の開発・提供
地方公共団体向けクラウドサービスとして、人口50万人程度までの市区町村を対象 とする「TKC行政クラウドサービス」を提供しており、その利用ユーザは約900団 体に達しています。このサービスは、住民向け・基幹系・庁内情報系の各サービスを 支援する「TASKクラウドサービス」と、納税通知書などの大量一括出力処理を支 援する「TASKアウトソーシングサービス」により構成されます。
なかでもTASKクラウドサービスは、当社データセンター(TISC)を運用拠 点として全国の市区町村が単一のパッケージシステムを共同で利用(単独利用・複数 団体による共同利用のいずれも可)できることから、総務省が推進する「自治体クラ ウド」の観点からも注目され、基幹系(住基・税)サービスでは平成26年9月30日現 在、「大槌町・野田村・普代村自治体クラウド」「埼玉県町村情報システム共同化推進 協議会」(18町村)や「いばらき自治体クラウド基幹業務運営協議会」(4市町)など を含む全国約50団体で稼働しています。当期においては基幹系サービスで新たに6団 体を受注しました。
なお、TASKクラウドサービスは番号制度へ対応するとともに大幅な機能強化を 図り、平成27年春より「新世代TASKクラウド(番号制度対応)」として提供を開 始する予定で、当期はこの開発に取り組みました。
(2)住民向けサービスの拡充
住民の利便性向上と住民基本台帳カードの多目的利用の一環として、総務省が推進 する「コンビニエンスストアにおける証明書等の交付」を実現するシステムとして、
「TASKクラウド証明書コンビニ交付システム」を提供しています。これは全国の
市区町村を対象にクラウド方式で提供する国内唯一のサービスで、平成26年9月30日 現在で10団体において稼働しています。
(3)法律及び制度改正等への対応 ① 番号制度への対応
平成27年10月からスタートする番号制度対応に伴う各種機能の追加を図りました。 また、顧客団体の円滑な制度導入を支援するため市区町村職員向け研修会を各地で 開催するとともに、「条例改正のポイント」や「特定個人情報保護評価支援ツール」 の提供などを行いました。
② 地方公会計の統一的な基準への対応
平成26年4月30日に公表された「『今後の新会計の促進』に関する研究会報告書」
(総務省)を受け、これまで複数存在していた会計方式が一本化され、市区町村に 対して今後3~5年程度のうちに「複式簿記の導入」「固定資産台帳の整備」を前 提とした統一基準による財務書類の作成が求められる見込みです。当期においては、 新会計基準に対応した公会計システムの提供に向けた分析・設計を進めました。 ③ 社会保障と税の一体改革への対応
「社会保障と税の一体改革」の伸展に伴い、市区町村ではその対応が急務となっ ています。このうち社会保障制度改革では、「子ども・子育て」「医療介護」「年金」
「貧困・格差・低所得者対策」の分野で各種施策が進められており、当社ではこれ らに完全準拠したシステムの提供に向けた分析・設計を進めています。当期におい ては、平成26年10月から準備事務が開始される子ども・子育て支援新制度に対応し て、事務局として6市町の実務担当者で組織されるシステム研究会の運営を支援す るとともに対応システムの開発へ取り組み、平成26年9月30日現在で100団体超に おいて採用いただきました。
5.印刷事業部門の事業内容と経営成績
当社グループの印刷事業部門は、ビジネスフォームの印刷及びデータプリントサービ ス事業を軸に製造・販売を展開しています。
当期の売上高は、前期に受注した選挙関連商品が当期はなかったことに加え、官公庁 の大口スポット商品等の受注減があり、データプリントサービス関連商品の売上高が減 少しました。一方でビジネスフォームの大口案件の獲得などにより、前期比2.2%増の 売上高となりました。
連結貸借対照表
(平成26年9月30日現在)連結損益計算書
(平成25年10月1日から平成26年9月30日まで)資 産 の 部 負 債 の 部
科 目 金 額 科 目 金 額
流 動 資 産 現 金 及 び 預 金 受 取 手 形 及 び 売 掛 金 リ ー ス 投 資 資 産 商 品 及 び 製 品
仕 掛 品
原 材 料 及 び 貯 蔵 品 繰 延 税 金 資 産
そ の 他
貸 倒 引 当 金 固 定 資 産
有 形 固 定 資 産 建 物 及 び 構 築 物 機 械 装 置 及 び 運 搬 具 工 具 、 器 具 及 び 備 品
土 地
リ ー ス 資 産 建 設 仮 勘 定 無 形 固 定 資 産
ソ フ ト ウ ェ ア ソ フ ト ウ ェ ア 仮 勘 定
そ の 他
投 資 そ の 他 の 資 産 投 資 有 価 証 券 関 係 会 社 株 式 長 期 貸 付 金 繰 延 税 金 資 産
長 期 預 金
差 入 保 証 金 長 期 リ ー ス 投 資 資 産
そ の 他
34,944 23,625 7,685 31 320 428 121 2,130 637
△ 37 40,321 13,668 5,364 443 1,011 6,334 84 428 2,744 835 1,877 31 23,908 6,702 148 17 2,694 12,700 1,349 100 195
流 動 負 債 13,281
買 掛 金 3,296
短 期 借 入 金 328
リ ー ス 債 務 56
未 払 金 3,710
未 払 法 人 税 等 1,783 未 払 消 費 税 等 633 賞 与 引 当 金 2,708
そ の 他 764
固 定 負 債 2,078
リ ー ス 債 務 164 退 職 給 付 に 係 る 負 債 1,084
そ の 他 829
負 債 合 計 15,359
純 資 産 の 部
株 主 資 本 58,102
資 本 金 5,700
資 本 剰 余 金 5,409 利 益 剰 余 金 47,399 自 己 株 式 △ 406
その他の包括利益累計額 388
その他有価証券評価差額金 388
新 株 予 約 権 100
少 数 株 主 持 分 1,315 純 資 産 合 計 59,906 資 産 合 計 75,266 負 債 及 び 純 資 産 合 計 75,266
(注)記載金額は、百万円未満を切り捨てて表示しております。
(単位:百万円)
科 目 金 額
売 上 高 54,502
売 上 原 価 20,389
売 上 総 利 益 34,112
販売費及び一般管理費 27,920
営 業 利 益 6,192
営 業 外 収 益
受 取 利 息 19
受 取 配 当 金 101
受 取 地 代 家 賃 35
持 分 法 に よ る 投 資 利 益 12
そ の 他 43 212
営 業 外 費 用
支 払 利 息 1
為 替 差 損 0
そ の 他 0 3
経 常 利 益 6,401
特 別 利 益
固 定 資 産 売 却 益 2 2
特 別 損 失
固 定 資 産 売 却 損 8
固 定 資 産 除 却 損 35
減 損 損 失 21 65
税金等調整前当期純利益 6,338
法人税、住民税及び事業税 2,767
法 人 税 等 調 整 額 △ 36 2,731
少数株主損益調整前当期純利益 3,607
少 数 株 主 利 益 3
当 期 純 利 益 3,604
(注)記載金額は、百万円未満を切り捨てて表示しております。
(単位:百万円)
連結株主資本等変動計算書
(平成25年10月1日から平成26年9月30日まで) (単位:百万円) 株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計 当期首残高 5,700 5,409 44,966 △ 194 55,880 当期変動額
剰余金の配当 △ 1,171 △ 1,171
当期純利益 3,604 3,604
自己株式の取得 △ 211 △ 211
株主資本以外の項目の当期 変動額(純額)
当期変動額合計 - - 2,433 △ 211 2,221
当期末残高 5,700 5,409 47,399 △ 406 58,102 その他の包括利益累計額
新株予約権 少数株主持分 純資産合計 その他有価証券
評価差額金 その他の包括利益累計額合計
当期首残高 172 172 55 1,312 57,421
当期変動額
剰余金の配当 △ 1,171
当期純利益 3,604
自己株式の取得 △ 211
株主資本以外の項目の当期
変動額(純額) 216 216 45 2 263
当期変動額合計 216 216 45 2 2,484
当期末残高 388 388 100 1,315 59,906
(注)記載金額は、百万円未満を切り捨てて表示しております。
連結注記表
Ⅰ 連結計算書類作成のための基本となる重要な事項に関する注記 1.連結の範囲に関する事項
(1)連結子会社の数 3社 (2)連結子会社の名称
東京ラインプリンタ印刷株式会社 株式会社スカイコム
TKC保安サービス株式会社
子会社は全て連結の範囲に含めております。 2.持分法の適用に関する事項
(1)持分法適用関連会社の数 1社 (2)持分法適用関連会社の名称 株式会社TKC出版 3.会計処理基準に関する事項
(1)重要な資産の評価基準及び評価方法 ①有価証券の評価基準及び評価方法 その他有価証券
a.時価のあるもの
期末日の市場価格等に基づく時価法(評価差額は全部純資産直入法により 処理し、売却原価は移動平均法により算定)
b.時価のないもの
移動平均法による原価法 ②たな卸資産の評価基準及び評価方法 1)商品・原材料
先入先出法による原価法(貸借対照表価額は収益性の低下に基づく簿価切 下げの方法)
2)製品
進捗度を加味した売価還元法による原価法(貸借対照表価額は収益性の低 下に基づく簿価切下げの方法)
3)仕掛品
進捗度を加味した売価還元法又は個別法による原価法(貸借対照表価額は 収益性の低下に基づく簿価切下げの方法)
4)貯蔵品
最終仕入原価法による原価法(貸借対照表価額は収益性の低下に基づく簿 価切下げの方法)
(2)重要な減価償却資産の減価償却の方法 ①有形固定資産(リース資産を除く) 定率法
ただし、平成10年4月1日以降に取得した建物(建物附属設備を除く)につい ては、定額法を採用しております。
②無形固定資産(リース資産を除く) 1)ソフトウェア
a.市場販売目的のソフトウェア
将来の見込販売数量による償却額と残存有効期間(3年以内)による均等 配分額とを比較し、いずれか大きい額をもって償却
b.自社利用のソフトウェア
社内における利用可能期間を5年とする定額法 2)その他
定額法
Ⅳ 連結貸借対照表に関する注記
有形固定資産の減価償却累計額 21,382百万円
Ⅴ 連結株主資本等変動計算書に関する注記
1.発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項 当 連 結 会 計 年 度
期首株式数(千株)当 連 結 会 計 年 度
増加株式数(千株)当 連 結 会 計 年 度
減少株式数(千株)当連結会計年度末株式数(千株) 発 行 済 株 式
普 通 株 式 26,731 - - 26,731
合 計 26,731 - - 26,731
自 己 株 式
普 通 株 式( 注 ) 118 91 - 209
合 計 118 91 - 209
(注) 普通株式の自己株式の株式数の増加91千株は、取締役会決議による自己株式の取得による増加90千株、単元未 満株式の買取りによる増加1千株であります。
2.剰余金の配当に関する事項 (1)配当金支払額
決 議 株式の種類 配当金の総額(百万円) 1株当たり配当額(円) 基 準 日 効力発生日 平成25年12月20日
定 時 株 主 総 会 普通株式 585 22 平成25年9月30日 平成25年12月24日 平成26年5月12日
取 締 役 会 普通株式 585 22 平成26年3月31日 平成26年6月16日 (2) 基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度
となるもの
決 議 株式の種類 配当金の総額
(百万円)配当金の原資 1株当たり配当額
(円) 基 準 日 効力発生日 平成26年12月19日
定 時 株 主 総 会 普通株式 583 利益剰余金 22 平成26年9月30日 平成26年12月22日 3.当連結会計年度末の新株予約権(権利行使期間の初日が到来していないものを除く。)
の目的となる株式の種類及び数
普通株式 85,800株
Ⅵ.金融商品に関する注記
1.金融商品の状況に関する事項 (1)金融商品に対する取組方針
当社グループは、資金運用については、リスクの少ない安全性の高い金融資産で 運用しており、主なものとして預金・社債などの金融資産で運用しております。ま た、投機的なデリバティブ取引は行わない方針であります。
(2)金融商品の内容及びそのリスク並びにリスク管理体制
営業債権である受取手形及び売掛金は、顧客の信用リスクに晒されておりますが、 社内における与信管理に関する規定に則って、支払条件や取引先の信用状況に応じ て適正な管理を行い、リスクの軽減を図っております。
投資有価証券は、市場価格の変動リスクに晒されておりますが、定期的に時価や 発行体の財務状況等を把握し、継続的に保有状況の見直しを行っております。 長期預金は、期限前解約特約付預金(コーラブル預金)が含まれております。 営業債務である買掛金、未払金は、そのほとんどが3ヶ月以内の支払期日であり ③リース資産
所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産
リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法を採用しております。 (3)重要な引当金の計上基準
①貸倒引当金
債権の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、 貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を検討し、回収不能見込 額を計上しております。
②賞与引当金
従業員の賞与の支給に備えるため、支給見込額を計上しております。 (4)退職給付に係る会計処理の方法
①退職給付見込額の期間帰属方法
退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当連結会計年度末までの期間に 帰属させる方法については、期間定額基準によっております。
②数理計算上の差異の費用処理方法
数理計算上の差異については、その発生連結会計年度の費用として処理しております。 (5)重要な収益及び費用の計上基準
受注制作のソフトウェア(ソフトウェアの開発契約)に係る収益及び売上原価の ①当連結会計年度末までの進捗部分について成果の確実性が認められるプロジェクト計上基準 ………… 工事進行基準(工事の進捗率の見積りは原価比 ②その他のプロジェクト …………工事完成基準例法)
(6)その他連結計算書類の作成のための基本となる重要な事項
①消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式を採用しております。 ②連結納税制度を適用しております。
Ⅱ 会計方針の変更
(退職給付に関する会計基準等の適用)
「退職給付に関する会計基準」(企業会計基準第26号 平成24年5月17日。以下「退職給 付会計基準」という。)及び「退職給付に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用 指針第25号 平成24年5月17日。以下「退職給付適用指針」という。)を当連結会計年度末 より適用し(ただし、退職給付会計基準第35項本文及び退職給付適用指針第67項本文に掲 げられた定めを除く。)、退職給付債務から年金資産の額を控除した額を退職給付に係る負 債として計上する方法に変更しております。
数理計算上の差異については、その発生連結会計年度の費用として処理しているため、 当該変更による影響はありません。
Ⅲ 追加情報
(退職給付信託の設定)
当社は、当連結会計年度において、退職給付財政の健全化を図るため、退職給付信託に現金 3,000百万円を拠出しました。これにより、退職給付に係る負債の残高が同額減少しております。 (法人税等の税率の変更による繰延税金資産及び繰延税金負債の金額の修正)
「所得税法等の一部を改正する法律」(平成26年法律第10号)が平成26年3月31日に公布 され、平成26年4月1日以降に開始する連結会計年度から復興特別法人税が課されないこ とになりました。これに伴い、繰延税金資産及び繰延税金負債の計算に使用する法定実効 税率は、平成26年4月1日以降に開始する連結会計年度に解消が見込まれる一時差異等に ついては、従来の37.8%から35.4%に変更されております。
この税率変更により、繰延税金資産の金額(繰延税金負債の金額を控除した金額)は144 百万円減少し、法人税等調整額が同額増加しております。
(3)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明ます。
金融商品の時価には、市場価格に基づく時価のほか、市場価格がない場合には合 理的に算定された価額が含まれております。当該価額の算定においては変動要因を 織り込んだ一定の前提条件を採用しているため、異なる前提条件等を採用すること により、当該価額が変動することもあります。
2.金融商品の時価等に関する事項
平成26年9月30日現在における連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額につい ては、次のとおりであります。なお、時価を把握することが極めて困難と認められるも のは含まれておりません((注)2.参照)。
連結貸借対照表計上額
(百万円) (百万円)時 価 (百万円)差 額
(1)現金及び預金 23,625 23,625 -
(2)受取手形及び売掛金 7,685
貸倒引当金 △37
7,648 7,648 -
(3)投資有価証券
その他有価証券 6,248 6,248 -
(4)長期預金 12,700 12,702 2
資産計 50,223 50,226 2
(1)買掛金 3,296 3,296 -
(2)未払金 3,710 3,710 -
負債計 7,006 7,006 -
(注)1.金融商品の時価の算定方法及び有価証券に関する事項 資産 (1)現金及び預金、(2)受取手形及び売掛金
これらの大半は短期間で決済されるため、時価が帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によってお (3)投資有価証券ります。
これらの時価は、株式は取引所の価格によっており、債券は取引金融機関等から提示された価格によってお (4)長期預金ります。
これらの時価は、元利金の合計を同様の新規預入を行った場合に想定される利率で割り引いた現在価値と取 引金融機関から提示された内包されるデリバティブ部分の時価評価により算定しております。
負債 (1)買掛金、(2)未払金
これらは短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっております。
(注)2. 非上場株式等(連結貸借対照表計上額453百万円)及び関係会社株式(連結貸借対照表計上額148百万円) は、市場価額がなく、かつ将来キャッシュ・フローを見積もることができず、時価を把握することが極め て困難と認められるため、資産の「(3) 投資有価証券 その他有価証券」に含めておりません。
Ⅶ 1株当たり情報に関する注記
1.1株当たり純資産額 2,205円39銭
2.1株当たり当期純利益 135円55銭
Ⅷ 重要な後発事象に関する注記 該当事項はありません。
会社概要
1. 商 号 株式会社TKC 2. 英 文 社 名 TKC Corporation
3. 本店所在地 栃木県宇都宮市鶴田町1758番地 4. 設立年月日 昭和41年10月22日
5. 資 本 金 57億円 6. 発行済株式の総数 26,731,033株
7. 従 業 員 数 連結:2,503名/個別:2,203名 8. ホームページアドレス http://www.tkc.jp/
9. 主要な事業所
栃木本社(本店) 栃木県宇都宮市
東京本社 東京都新宿区
システム開発研究所 栃木県宇都宮市
インターネット・サービスセンター 栃木県宇都宮市近郊 統合情報センター(9拠点)
北海道東北 栃木東京 中部関西 中四国九州 沖縄
北海道札幌市 宮城県仙台市 栃木県宇都宮市 東京都練馬区 愛知県春日井市 大阪府茨木市 岡山県岡山市 福岡県古賀市 沖縄県那覇市 統括センター(7拠点)
北日本関東信越 首都圏東海北陸 近畿中四国 九州
宮城県仙台市 埼玉県さいたま市 東京都新宿区 愛知県名古屋市 大阪府大阪市 岡山県岡山市 福岡県福岡市 SCGサービスセンター(56拠点)
地方公共団体事業部地域営業所(11拠点) サプライ事業部支社(2拠点)
10. 重要な親会社及び子会社の状況 ① 親会社との関係
該当事項はありません。 ② 子会社の状況
会 社 名 資本金 当社の議決権比率 主要な事業内容 東京ラインプリンタ印刷株式会社 100百万円 55.0% 印刷業、電子計算機用連続帳票等の製造・販売 TKC保安サービス株式会社 10百万円 100% 警備・営繕及び清掃業務 株式会社スカイコム 403百万円 89.8% ソフトウェア・プロダクトの開発・販売